アジア株 上海株小幅続伸「国家隊」出動期待の買い 中国版エヌビディア株は小反落
アジア株 上海株小幅続伸「国家隊」出動期待の買い 中国版エヌビディア株は小反落
東京時間11:03現在
香港ハンセン指数 25428.52(-40.26 -0.16%)
中国上海総合指数 3877.32(+7.00 +0.18%)
台湾加権指数 27492.11(-33.06 -0.12%)
韓国総合株価指数 4007.12(-49.29 -1.22%)
豪ASX200指数 8556.90(-28.29 -0.33%)
アジア株は上海を除いて下落、前日の米株安を受け売り優勢で始まった。米国市場ではAI関連巡る懸念が再燃している。米11月の雇用統計がどっちつかずだったことも投資家心理悪化につながっている。
香港株は0.16%安。シャオミやレノボ、バイドゥ、アリババ、美団、JDドットコム、快手科技、ネットイース、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて下落している。ただ、下値は限定的。中国AI熱や「国家隊」期待の買いが支え。
上海株は小幅続伸。中国AI株への熱気が戻っているほか、「国家隊」と呼ばれる政府系ファンドの買いが支えに。
どうやら昨日の中国株高は後場に国家隊がETFを購入したようだ。7つのETFの売買高は水曜日に前例のない69億ドルに達した、これは過去3カ月間の平均売買高の2倍以上になる。「MetaX」が上場したことによるハイテク熱に乗じて政府は株式市場の下支えに動いた可能性がある。きょうも後場にかけ「国家隊」が出動する可能性がある。
きのう「中国版エヌビディア」と呼ばれるAI半導体「MetaX」が上場した。IPO価格(104.66元)比569%高の700元で取引を開始し、一時750%超も上昇。初日の取引を693%高で終えた。過去10年間における5億ドルから10億ドル規模のIPOの中で最高の初値をつけた。きょうは3.7%安と反落しているが、再び上昇するだろう。
北京当局は「ゼロトレランス」を維持すると発表。不動産市場の下落を煽ったり、その記事を拡散し市場パニックを引き起こしたとして、少なくとも8つのインターネットプラットフォームを召喚した。12日時点で不動産市場に関する1万7000件以上の違法コンテンツを削減した。今後、不動産市場の秩序を乱す投稿があった場合はプラットフォームを処罰する。
執筆者 : MINKABU PRESS
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