ドル円、154円台に下落 調整モードに入るか警戒=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は売りが優勢となり、154円台に下落している。心理的節目の155円を下回り、21日線も下回ってきていることから、本格的な調整モードに入るか明日以降の動きが警戒される。
本日は植田日銀総裁の名古屋での講演に敏感に反応している模様。「仮に利上げしても金融環境は緩和的だ」と述べた点を利上げに概ね前向きと受け止めているようだ。
市場では今月の利上げを織り込む動きが進み、短期金融市場では80%程度まで確率が上昇。一方、来週のFOMCでの追加利下げ観測もドル円の戻り売りに繋がっている模様。
ただ、勢いは限られるとの見方も出ている。FRBの利下げ観測はすでに広く織り込み済みの上、日銀の決定会合までなお2週間以上時間があるという。
本日はこのあと日本時間0時に11月調査分のISM製造業景気指数が公表される。
また、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は155円に観測。
1日(月)
155.00(7.4億ドル)
2日(火)
155.00(22.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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