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【通貨別まとめと見通し】ポンド円

為替 

【通貨別まとめと見通し】ポンド円

先週のまとめ
高値更新後の強い調整
10月27日に204円24銭という直近の高値を記録。その後は強い利益確定売りと、6日の英中銀金融政策会合での利下げ期待継続により、高値から調整された。200円50銭台を付けた後は、日銀会合後の円売りに反発し203円台を回復。その後202円台に落としてもみ合い。
日足レベルで見ると、調整は発生したものの、中長期の上昇トレンドライン(移動平均線など)付近で踏みとどまっており、トレンド継続の正念場。

テクニカル分析
- **レジスタンス**: 203.00(最初の壁)204.24 (先週高値) 
- **サポート**:  200.50 先週安値圏
RSI (14) 70%付近から低下し、過熱感が解消 再度上昇するためのエネルギーが溜まりつつあり、50%以上を維持できれば上昇再開の可能性が高まる。
MACD 短期的な上昇の勢いは鈍化。しかし、ゼロラインより上で推移しているため、中長期の上昇トレンドは継続

トレンド サポート(200.00円)維持で再上昇。BOEの結果次第でトレンド方向が決定

今週のポイント
メインシナリオ、BOEのタカ派姿勢維持による上昇継続
英国のインフレが依然高止まりしており、BOEは当面、政策金利を据え置く(またはタカ派的な声明を出す)可能性が高いです。一方で日銀は金融緩和継続姿勢を維持しているため、日英の金利差を意識したポンド高・円安基調が再開

代替シナリオ BOEが予想外のハト派(利下げ寄りの主張)に傾く
政策金利の据え置き決定でも、利下げを主張する委員の数が大幅に増加するか、来年の利下げ開始時期が大きく前倒しされる見通しが示される。ポンドの利下げ観測が強まることで金利差の優位性が薄れ、200円の節目を割り込み、調整が加速する可能性。

今週の主な結果と予定

11/03 18:30 製造業PMI(購買担当者景気指数・確報値) (10月) 結果 49.7 予想 49.6 前回 49.6
11/05 18:30 サービス業PMI(購買担当者景気指数・確報値) (10月) 予想 51.1 前回 51.1
11/06 18:30 建設業PMI(購買担当者景気指数) (10月) 予想 46.8 前回 46.2
11/06 21:00 英中銀政策金利 (11月) 予想 4.0% 前回 4.0%

MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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