主要通貨対ドルで上下、金曜日のレンジの上下を試すも、値幅自体は抑えられている=NY為替概況
主要通貨対ドルで上下、金曜日のレンジの上下を試すも、値幅自体は抑えられている=NY為替概況
きょうのNY為替市場でドル円はややドル売りが優勢となった。ロンドン市場で見られたドル買いの動きがNY朝まで続き、147円41銭と今日の高値を付けた後、一転してドル売り円買いとなった。注目された米PCE(個人消費支出)価格指数は、総合、コア共に市場予想とほぼ一致。サプライズな乖離がなかったことで、もともとの予想通り9月の米利下げが行われるとの思惑が広がった。発表直後はドル売りも、その後、米株先物の下げ止まりが見らえたことで、いったんドル買い円売りとなり、今日の高値圏を付けた。もっとも上昇一服後は反落。発表前水準を割り込むと、その後東京朝につけた今日の安値をわずかに更新するところまでドル売り円買いとなった。
安値を更新した後は少し戻し、147円00銭前後でもみ合い。週末前で行き過ぎた動きに警戒感が出ていた。来週月曜日米国がレイバーデーで休場となることもあって、通常の週末以上に様子見ムードが出ていた。
ユーロドルはロンドン朝方にECBのインフレ期待上昇で対ドル、対ポンドで買われた後、一旦ドル高の動きに押されNY朝に1.1651と今日の安値を付けた。その後はドル全般の売りが支えとなって反発。今日の高値を付ける動きとなっている。NY市場で今日の高安を更新も値幅自体は58ポイントと落ち着いたものとなっている。
ポンドドルは朝からの下げに加え、ロンドン市場で対ユーロでもポンド売りが出てNY朝に1.3446を付けた。その後ドル安に押されて1.3517まで上昇。高値を付けた後は1.35台を維持するしっかりした動き。目立った材料が出たというよりもドル安が支えとなったという印象。
米利下げ期待継続を受けて、対欧州通貨での金利差縮小への期待が見られるが、注目された米PCE価格指数が市場予想通りとなったことで、米利下げ見通しの変化が限定的にとどまり、今日の為替市場への影響も抑えられている。
ユーロ円はドル円の買いにロンドン市場でしっかりとなった後、対ドルでのユーロ買いもあって172円台を一時回復。もっとも大台を維持できず171円80銭台で週の取引を終えた。
ポンド円は対ドルでのポンド安もあってロンドン市場で一時198円を割り込むと、NY朝も安値までは届かないものの198円00銭前後での推移となるなど、一時売りが目立った。米株安の動きを受けた円買いなども重石となったと見られる。その後対ドルでのポンド高が進むと198円60銭台まで反発している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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