パウエル議長、利下げの明確なシグナル控える可能性も ドル支援要因に=NY為替
その後、ドル円は147.80円付近での推移となっている。本日はNY時間に入ってドル高が優勢となる中、ドル円も買いが優勢となっている。一時147.90円付近まで上昇し、148円をうかがう展開も見られたが、いまのところは148円台には慎重なようだ。
市場は今週のFRBのジャクソンホール会議に注目しているが、アナリストからは「パウエル議長が今週金曜日の講演で利下げに関する明確な指針を示さなければ、ドルは支援を受ける可能性がある」との指摘が出ている。
昨年のジャクソンホール会議でパウエル議長は、「政策を調整する時期が来た」と述べ、その後の会合で0.50%ポイントの大幅利下げが実施された。同アナリストは「パウエル議長は9月FOMCまでに新たな経済指標を評価する時間を確保するため、次回の利下げ時期について明確なシグナルを示すことを控える可能性がある。それは短期的にドルの下押し圧力を和らげる可能性がある」とも述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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