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【来週の注目材料】日銀会合は利上げ織り込み進む

為替 

【来週の注目材料】日銀会合は利上げ織り込み進む

 12月18日・19日に今年最後となる日本銀行金融政策決定会合が開催されます。

 昨年3月に2015年から続いたマイナス金利を終了した日銀。その後、昨年7月、今年1月と利上げを実施し、政策金利は現行の0.50%となっています。その後は6会合連続で据え置きが続いていましたが、今回は利上げが見込まれています。

 12月1日に名古屋市で開かれた金融懇談会での講演で植田総裁は「利上げの是非について適切に判断したい」と発言しました。植田総裁が重視していることを明らかにしている企業の賃金動向について、「企業の賃上げ継続に向けた動きが現時点では順調に進んでいる」とも発言しており、利上げに向けた流れが順調に進んでいることが示されました。また、今回引き上げた場合でも、「緩和的な金融環境の中での調整だ」と示しており、金融引き締めではないとしています。

 今年の春ごろから、少なくとも12月の会合までに利上げとの期待が広がっており、短期金利市場での利上げ確率は50%から80%程度の間で推移する展開が続きました。10月に入って景気刺激に積極的な高市政権の誕生で期待がやや後退。11月18日の植田総裁と高市総理の会見や11月19日の植田総裁と片山財務相、城内経産相との3者会談で具体的な施策の話が出なかったことや、11月20日に高市政権の新たな経済対策が21.3兆円規模と報じられたことなどから、利上げ期待がさらに後退し16%程度と、据え置き確率の84%を大きく下回る状況まで見られました。しかし、その後再び利上げ期待が台頭。12月1日の植田総裁講演を受けて80%を超えるところまで期待が高まり、直近91%と利上げをほぼ織り込む動きを見せています。

 ここまで織り込みが進むと、もし据え置きとなった場合は急激な円売りが見込まれます。

 大方の予想通り0.25%の利上げを実施した場合、注目は今後の金融政策への姿勢です。当面の据え置き姿勢が意識され、打ち止め感が出ると、利上げしても円売りという状況に陥る可能性があります。利上げ継続に向けてのペースに対する具体的な言及などがあると打ち止め感が一気に後退しますが、こちらは可能性が低いとみられます。

 今後はデータ次第と中立姿勢を見せた場合は、今回の利上げ判断の理由や、円安の影響などについて踏み込んだ発言があると、円買いが広がる可能性があります。

MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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