月末のドル売り圧力、弱含みとなる可能性=NY為替
アナリストは月末のポートフォリオ・リバランスに伴うドル売りは限定的になる可能性があると述べている。同アナリストの月末リバランス・モデルによれば、主要通貨に対するドル売り圧力は弱いことが予想される。
7月前半は基調インフレの高止まり、堅調な経済活動、強い米労働市場を背景にドルは上昇したが、その後はトランプ大統領によるパウエル議長への圧力によって、その上昇が完全に打ち消されたと分析している。
米国株は引き続き堅調である一方、米国債はパフォーマンスが劣後し、利回りが上昇しているが、同アナリストは、海外資産と米国資産(株式および債券)の相対パフォーマンスを基に、通貨の変動による損失リスクから投資家がヘッジするための月末の為替需給を測定している。それによると、今回はその需給がドル売りを強く示唆していないと結論づけた。
USD/JPY 147.68 EUR/USD 1.1729 GBP/USD 1.3435
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。