ドル円145円割れ、格下げ受け「米国売り」警戒 時間外で米株・債券が下落
ドル円145円割れ、格下げ受け「米国売り」警戒 時間外で米株・債券が下落
先週末にムーディーズが米国の格付けを引き下げたことを受け再び「米国売り」になる恐れがある。時間外で米国債と米株は下落している。ダウ先物は一時300ドル超安、ナスダックは1%下落した。ただ、今さら格付けでも驚かないため米国売りは一時的との声も聞かれる。リスク回避で円とスイスフラン、金が上昇。ドル円は145円台を割り込んでいる。
ラガルドECB総裁発言もドル売りにつながる可能性。ラガルド氏は米政策はむしろ欧州にとってチャンスだと述べた。本来なら不安定な時期はドルが上昇するが、今回は逆の現象が起きており、ユーロがドルに対し上昇している。これは米国で不確実性が高まっている中、欧州の健全な通貨と中銀の独立性を世界が評価。経済的にも政治的にも欧州は安定していると認識されていると述べた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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