【これからの見通し】トランプ演説を控えて、まずはベッセント米財務長官会見に注目
【これからの見通し】トランプ演説を控えて、まずはベッセント米財務長官会見に注目
きょうはトランプ米大統領が就任して100日目の記念日となる。トランプ氏の演説は日本時間の4月30日午前に予定されている。これまで矢継ぎ早に行ってきた政策の成果を自慢するとともに、所得減税についても発表する見込みだ。足元での支持率が急低下するなかで、イメージアップを図れるのかどうかが焦点となろう。
それに先立って本日はベッセント米財務長官の記者会見が日本時間午後9時30分に予定されている。インドや日本など早期に協議を開始した国との貿易協定樹立近しといった内容が発信されそうだ。自動車関税などが緩和されることが期待される。ただ、一方的な緩和も考えにくい。内容次第では日本にとっては厳しい要求となる可能性もあり注意してみたい。
この後の海外市場で発表される経済指標は、トルコ雇用統計(3月)ユーロ圏マネーサプライM3(3月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(4月)、 ユーロ圏景況感指数(4月)、ハンガリー中銀政策金利(4月)、米卸売在庫(速報値)(3月)、米住宅価格指数(2月)、米S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(2月)、米JOLTS求人件数(3月)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数(4月)など。米求人件数は750万件と前回の756.8万件からやや減少する見込み。米消費者信頼感指数は88.0と前回の92.9からかなり低下する見込みとなっている。
発言イベント関連では、上記の米政治関連以外にポローネECB理事、ラムスデン英中銀副総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁などECB関連の講演やイベント出席が予定されている。米主要企業決算では、GM、コカコーラ、ペイパル、ファイザー、スターバックスなどが注目されそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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