ドル安が一服 ドル円は140円台維持=NY為替序盤
きょうの為替市場は前日のドル安が一服している。ドル円は前日の流れを引き継いで、東京時間に一時140円を割り込む場面も見られたものの、海外時間に入って下げ渋る動きが出ている。
一部からは、前日は欧州勢がイースター休暇で休みの中、流動性が低下し、過度にドル安が進んだとの指摘も出ている。ドルがテクニカル要因と市場ポジションにより、一時的に反発する可能性も指摘されている。欧州勢も休暇から戻っており、ドルに対する値ごろ感の買い戻しが入っているようだ。ドル円については140円付近にオプション絡みの買いオーダーも観測されている模様。
ただ、トランプ関税による貿易摩擦と景気後退懸念、米中のエスカレート、そして米国離れといったワードは消えておらず、情勢に何も変化はない。ドルが買い戻されても上値は限定的との指摘は依然多い。
明日からのG20財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開催され、加藤財務相と植田日銀総裁が出席。ベッセント財務長官と日米財務相会談が行われるとも伝わっており、円安是正がどの程度協議されるか、市場は注目しているようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
22日(火)
現行付近にはなし
24日(木)
140.00(16.1億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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