ドル円、下値模索が続く 146円台での推移=NY為替
その後にドル円は下値模索が続いており、146円台での推移が続いている。一時146.65円付近まで下げ幅を拡大する場面も見られている。本日も市場は先行き不透明感を強めており、投資家は目先の方向感を失っている模様。米株式市場ではテスラ<TSLA>を中心にIT・ハイテク株が一斉に売られ、ビットコインも売りが強まっている。
トランプ大統領の関税引き上げと歳出削減策が先行きの不透明感を強めており、政府機関の大量の人員削減が続けば、今後数カ月は雇用創出の足かせとなり、失業率をさらに押し上げる可能性も指摘されている。先週末に発表になった2月の米雇用統計はトランプ政権による政府職員の大量解雇が実施される前の集計で、一部からは3月の数字は遥かに悪い内容になるとの声も聞かれる。
そのような中、円への逃避買いが続いているほか、本日の日本国債の10年物が一時1.58%台まで上昇する中、本邦勢の円資金への回帰も出ていそうだ。
USD/JPY 146.94 EUR/JPY 159.18
GBP/JPY 189.69 AUD/JPY 92.70
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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