アジア株 豪州株2週間ぶり安値、追加利下げ期待後退 香港株反落、バイドゥ決算を機に調整売り
アジア株 豪州株2週間ぶり安値、追加利下げ期待後退 香港株反落、バイドゥ決算を機に調整売り
東京時間11:25現在
香港ハンセン指数 22875.09(-101.72 -0.44%)
中国上海総合指数 3341.89(+17.40 +0.52%)
台湾加権指数 23614.18(-51.93 -0.22%)
韓国総合株価指数 2675.38(+48.57 +1.85%)
豪ASX200指数 8426.90(-54.11 -0.64%)
アジア株はまちまち。
香港株は反落、バイドゥ決算を機に調整売りに押されている。香港株は前日に約4カ月ぶり高値を更新、年初来で14%超上昇しているため過熱感が漂っている。ただ、DeepSeek熱は冷めておらず売り一巡後は再び上昇するだろう。
バイドゥ決算を機にJDドットコムや快手科技、美団、アリババ、レノボ、シャオミ、ネットイース、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて下落しているインターネット検索サイト会社のバイドゥは3.5%安、四半期決算の売上高が2.4%減少したことが嫌気されている。ただ、純利益は大幅増加し市場予想も上回った。
きょう発表された中国1月の新築住宅価格は下落幅が小幅に縮小、5カ月連続で緩和した。一方、中古住宅価格は下落幅がやや拡大した。新築住宅の若干の改善が好感され上海株はプラス圏を回復している。
豪州株は3営業日続落、2週間ぶり安値をつけている。豪中銀はきのう約4年ぶりに利下げに踏み切ったものの、今後のさらなる利下げに慎重な姿勢を示したため早期の追加利下げ期待が後退。ブロック豪中銀総裁は「インフレ勝利宣言はまだできない、今回の利下げはさらなる引き下げを意味するものではない」と市場を牽制した。あすはハウザー豪中銀副総裁の講演が予定されている、金曜日はブロック総裁ら中銀メンバーが議会に出席する。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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