【本日の見通し】日銀会合の結果発表に注目

【本日の見通し】日銀会合の結果発表に注目
　　
　前日の海外市場で、ドル円はドル売り円買いに傾き、１５５円７５銭付近まで下落した。トランプ米大統領がダボス会議で、利下げとＯＰＥＣへの原油価格引き下げを要請すると述べたことに反応した。売りが一服した後は１５６円近辺まで戻している。
　　
　今日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される。市場では０．２５％の利上げはほぼ確実とみられており、利上げに関してはおおむね織り込まれている。注目点は展望レポートで、物価見通しの引き上げなど物価の上方リスクが指摘されるかどうか。この場合は利上げの継続性が意識されて円買いに傾きやすいとみられる。一方で、植田日銀総裁が記者会見で追加利上げに慎重姿勢を示すようなら円売りに傾くこととなりそうだ。
　　　
　ユーロドルは海外市場で、１．０３７０台まで下落した後、トランプ発言を受けて１．０４３０台まで上昇した。その後は１．０４１０近辺で推移しており、今日は同水準付近でのもみ合いとなりそうだ。
　　
　ユーロ円は海外市場で、ユーロ売り円買いの動きから１６２円２０銭付近まで下落した。その後は１６２円台半ばまで戻している。やや上値の重い動きか。
　　
MINKABU PRESS