ドル円は上値が重い、約1週間ぶりの高値更新のあと伸び悩む=東京為替概況
ドル円は上値が重い、約1週間ぶりの高値更新のあと伸び悩む=東京為替概況
東京終盤のドル円は上値が重い。ドル円は、午前に一時156.29付近まで弱含んだあと、午後は一転して156.75付近まで上昇。前日高値を上回り、15日以来およそ1週間ぶりの高値を更新した。日経平均が約2週間ぶりに節目の4万円台を回復する場面があったことから、リスク選好の円売りが優勢となった。ただ、その後は上昇は続かず、156円半ばまで押し戻されている。日本時間今夜のトランプ米大統領によるダボス会議での演説や、明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を控え、積極的な取引を手控える気分が強く、方向性の定まらない展開となった。
市場では、日銀金融政策決定会合で政策金利が0.25%引き上げられ、17年ぶりに0.5%に達すると予想されている。20日のトランプ米大統領の就任演説後、金融市場に大きな混乱が見られなかったことから、日銀が利上げを決定するという見方はおおむね織り込まれている。焦点は声明文、経済・物価情勢の展望(展望レポート)、植田日銀総裁の会見となりそうだ。
ユーロ円はドル円同様に午後に円安傾向となり、一時163.13付近まで強含んだ。ポンド円も一時193円台を回復する場面があったが、その後は伸び悩んでいる。
ユーロドルはもみ合い。前日終値を挟んで落ち着いた動きとなった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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