英中銀は英景気低迷に注意すべき=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル売りが強まっており、ポンドドルも1.22ドル台半ばに戻している。東京時間からの下げを取り戻している格好だが、ポンドに弱気な見方は増えつつあるようだ。
この日は11月の英月次GDPが発表になっていたが、前月比0.1%のプラス成長を回復したものの予想は下回っていた。足踏み状態の英経済を示唆していたが、それにより、英中銀の追加利下げの可能性が高まっている。
一部からは「英中銀の政策委員たちは今年の経済活動の期待外れのパフォーマンスの可能性をより真剣に考慮する必要がある」との見解も出ている。英中銀は2月の金融政策委員会(MPC)で0.25%ポイントの利下げを実施し、その後年内に追加で3回の利下げを行うと予想しているようだ。それはベイリー英中銀総裁の見解と一致する。
潜在成長率を下回る成長は余剰生産能力を増大させ、中期的にはインフレを抑制するはずだという。英利回り上昇による金融情勢の引き締めも同様の効果をもたらすとも指摘した。
GBP/USD 1.2244 GBP/JPY 189.93 EUR/GBP 0.8418
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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