ドル円は157円台に再び下落 円高が上値圧迫=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は再び157円台に下落している。この日発表の米経済指標が予想を上回る内容となったことでドル買いの反応が見られ、ドル円は一時158円台半ばに上昇した。
11月の米求人件数と12月のISM非製造業景気指数が発表になったが、米求人件数は5月以来の水準に上昇し、全体の労働力に対する求人の割合を示す求人率も4.8%に上昇。離職率は1.9%に低下し、米労働者は転職を躊躇していることが引き続き示された。ISM指数も予想以上に上昇し、仕入れ価格が23年2月以来の高水準に上昇していた。
ただ、欧州通貨の下落でクロス円が下げたことや、米株が軟調に推移したこともあり、円高の動きがドル円の上値を抑えた。ここ数日157円台を中心にレンジ取引が続き158円台を維持して終えるか注目されたが、結局、上値を抑えられている。
USD/JPY 157.75 EUR/JPY 163.26
GBP/JPY 196.90 AUD/JPY 98.32
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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