ドル円、157円台後半で推移 日銀は利上げに慎重な雰囲気も=NY為替序盤
きょうのNY為替市場、ドル円は堅調な展開が続いており、157円台後半で推移している。為替相場の過度な変動に警告する加藤財務相の発言もあり、東京時間には157円台半ばに値を落としたものの直ぐに買い戻されている。
きょうは日銀が今月の決定会合の主な意見を公表し、トランプ次期政権の政策の影響を含めて、米経済動向への警戒感を指摘する声が目立っていた。ある委員は利上げを判断する局面は近いとしつつも、現段階では米経済の不確実性が一巡するのをしばらく注視する辛抱強さも必要だと語った。
市場では1月の利上げは見送られ、3月が有力視されている。短期金融市場では1月までなら40%程度、3月までなら70%程度での織り込みとなっている。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
27日(金)
158.00 (5.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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