【これからの見通し】今週は休むも相場に、先週後半のドル高調整の継続性をチェック
【これからの見通し】今週は休むも相場に、先週後半のドル高調整の継続性をチェック
今週は火曜日から木曜日にかけて米英欧などの株式・債券主要市場がクリスマス関連の祝日で短縮取引や休場となる。為替市場も参加者の休暇や材料難となることから、一年も最も流動性が枯渇する時期となる。取引約定日と決済日の開きがまちまちとなることから損益計算が煩雑となり、取引を嫌う向きも多くなる。
ドル相場は先週の米FOMCを受けてドル高基調となっている。ただ、先週末には調整が入った。週明けの欧米市場では調整が出尽くしたのかをチェックしたい。調整一巡後には模様眺めムードが広がりそうだ。
ただ、この日はクリスマス前で駆け込み的に米経済指標が多く発表される。耐久財受注(速報値)(11月)、コンファレンスボード消費者信頼感指数(12月)、新築住宅販売件数(11月)など。また、カナダでは実質GDP(10月)、鉱工業製品価格(11月)などの発表が予定されている。米コンファレンスボード消費者信頼感指数(12月)は113.0と前回の111.7から改善する見込みとなっている。
発言イベント関連では、目立った金融当局者の講演予定などは予定されていない。NY後半に、米2年債入札(690億ドル)、カナダ中銀議事録(12月11日開催分)の公表が控えている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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