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アジア株 中国株上昇失速、金融緩和は資本流出・金融不安につながる恐れ 長期債利回り過去最低

株式 

アジア株 中国株上昇失速、金融緩和は資本流出・金融不安につながる恐れ 長期債利回り過去最低

東京時間11:00現在
香港ハンセン指数   20604.92(+190.83 +0.93%)
中国上海総合指数  3454.54(+52.01 +1.53%)
台湾加権指数     23155.53(-117.72 -0.51%)
韓国総合株価指数  2412.65(+52.07 +2.21%)
豪ASX200指数    8374.60(-48.39 -0.57%)

アジア株は高安まちまち。

香港、上海、韓国は上昇。中国の大胆な景気刺激策が好感されている。一方、エヌビディアなど米半導体株の下げを嫌気して台湾株は下落。きょうの豪中銀政策金利発表を前に豪州株も下落している。

来年のトランプ米新政権による米中貿易戦争に備え中国政府は大胆な政策を講じる方針。共産党政治局は来年「適度に緩和的な」金融政策を採用するほか、「より積極的な」財政政策を約束した。また、不動産と株式市場の安定化も約束した。

あすは中央経済工作会議を開催し、来年の成長目標設定などについて議論する見通しで、さらなる支援策発表が予想される。トランプ新政権に備え今年末から来年初めに大規模な景気支援策措置を講じる可能性が高まってきた。中国政府はトランプ氏の脅しに対して強い自信を持っているようだ。

ただ、長引く不動産不況、高まるデフレ圧力、消費者信頼感と国内需要低迷の改善にはあまり役に立たないとの声が聞かれる。9月末の一連の支援策発表時も株価は連日上昇したが長くは続かなかった。経済統計もあまり回復を見せていない。

来年は一段の金融緩和が予想されるが、利下げをやりすぎると資本流出・金融不安につながる恐れがある。そのため、アナリストは投資家はあまり期待すべきではないと指摘。中国10年債利回りは1.9%台を割り込み、過去最低を更新している。

上海株は2.5%高で始まったが上昇後は失速。不動産株が全面高。華遠地産と華麗家族は10%高、新城控股集団は7.8%高。金地集団と北京首都開発は5.7%高。そのほか生活必需品やハイテク、消費財、金融、医療品、資本財なども総じて上昇している。

香港株は3%超上昇して始まったが中国株失速を受け上げを縮小。序盤に一時約1カ月ぶり高値を更新したこともあり米インフレ統計を前に調整売りも広がっている。NY連銀インフレ期待が上昇したことを受け、米消費者物価指数の上振れが警戒されている。米CPIが予想よりも強い内容となればFRBは利下げを見送る可能性もある。香港は金融政策を米国に連動させている。

韓国株は大幅反発、政治不安できのうは約1年ぶり安値をつけた。資本財や消費者サービス関連、エネルギー、金融など幅広い銘柄が買い戻されている。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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