【本日の見通し】明日の雇用統計と、今月の日米金融政策会合にらむ
【本日の見通し】明日の雇用統計と、今月の日米金融政策会合にらむ
ドル円は一時151円台まで上昇。韓国の非常戒厳宣布を受けて3日夜に148円台まで売りが出たが、6時間半後に停止されたことで反発。その後はドル買い円売りが進んだ。昨日東京市場から円売りが優勢。韓国の政情不安もあり、今月の日銀金融政策決定会合での利上げが見送られるのではとの思惑が広がった。短期金利市場での見通しは、今週一時利上げが70%程度まで上昇。昨日朝時点でも55%程度と過半数を超えていた状況から、据え置きが過半数を超える状況となった。
こうした動きが円売りを誘っているが、明日の米雇用統計への警戒もあって、上値追いにも慎重、今日は状況をしっかりと見極める日となりそう。雇用統計に関してはISM製造業とJOLTSの強さから期待が広がっていたが、昨日のADPとISM非製造業が弱く出たことで期待が後退。今月の米FOMCでの利下げに向けた動きが広がるとの思惑がドル高を抑えている。
明日の米雇用統計までは行き過ぎた動きにも警戒感が出て、ドル円は149円台後半から151円台前半での推移が続きそう。
ユーロ円もドル円同様に方向性を見極める展開。韓国情勢などをもう少し確認したいところ。
ユーロドルは1.0500を挟んでの推移が続くか。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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