ドル円が一気に下落 米国債利回り低下 来年の円に強気な見方も=NY為替
NY時間の昼前にドル円が急速に売られ、149.10円付近まで一気に下落する場面が見られた。現在も149円台前半での推移。特段の売り材料は見当たらないが、米国債利回りが上げ幅を縮小しており、それを見て、150円台が重かったドル円にまとまった見切り売りが出た可能性もありそうだ。目先は149円ちょうど付近に100日線が来ている。
本日もそうだが、全体的にドル高の動きではあるものの、それ以上に円高がドル円を圧迫。そのような中で一部からは、来年の円に強気な見方が出ている。2025年の円高を裏付ける2つの主な要因があるという。欧州経済よりも日本経済の方が良好であること、そして円に対する需要が旺盛であることだという。
ストラテジストは、現在の国際情勢は円高派に有利だと述べている。日本経済は2025年に回復の可能性が高く、今年度のGDPは1.8%と予測。また、欧州よりもトランプ関税のショックを吸収する体制が整っているとも考えられるという。
USD/JPY 149.32 EUR/JPY 156.51
GBP/JPY 188.65 AUD/JPY 96.39
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。