ポンド、トランプ関税の影響はユーロほどではない=NY為替
きょうの為替市場はドルの戻り売りが続き、ポンドドルも一時1.26ドル台まで買い戻される場面が見られた。しかし、依然として上値は重く、NY時間に入って1.25ドル台に押し戻されている。対ユーロではまちまちな動きで方向感はない。
ユーロはトランプ関税を警戒しているが、ポンドについては、英国の対米輸出の割合がユーロ圏の多くの国よりも小さいことから、その影響は小さく、トランプ氏も英米間の貿易不均衡にあまり重点を置かないと見られている。
そのため、来年に貿易摩擦がエスカレートした場合でも、ポンドはユーロほどの影響はないとの指摘も出ている。ただし、貿易摩擦を引き金に、ユーロ圏および世界的な成長鈍化を通じて間接的に英経済が打撃を受ければその限りではない。ポンドのリスクは依然下方に偏っているという。
GBP/USD 1.2550 GBP/JPY 192.15 EUR/GBP 0.8347
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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