【本日の見通し】大統領選の情勢にらむ
【本日の見通し】大統領選の情勢にらむ
5日火曜日に行われた米大統領選(及び連邦議会、知事、州議会選挙などなど)は、現在も投票中。もっともはやいインディアナとケンタッキーで日本時間午前8時から開票スタートとなる。大統領選のカギを握るとして注目されている激戦州7州については、午前9時にジョージア、9時半にノースカロライナ、10時にペンシルベニア、ミシガン、11時にウィスコンシン、正午にアリゾナ、ネバダで開票がスタート。
ジョージア、ペンシルベニアなどで早々に状況が判明するようだと、かなり早く大勢が判明するが、かなりの接戦が予想されており、午後にずれ込む可能性が高く、もしくは数日後の判明になる可能性もそれなりにある。
市場は結果待ちにならざるを得ない状況。トランプ氏勝利を見込んだドル買いが9月終盤から入ったが、その後ハリス氏も盛り返したことで昨日も含め高値から調整が入っており、今回の結果次第でトランプ氏勝利ならドル買い、ハリス氏勝利ならばドル売りの反応が見込まれる。ともに少なくとも数円、もしくはもっと大きな反応となる可能性があるだけに、事前に大きな動きにはなりにくい。
事前世論調査状況は、全米規模支持率がほぼタイ。激戦州7州を除く選挙人数はハリス氏226人、トランプ氏219人(過半数270人)激戦州の中でもカギを握るとされるペンシルベニア州の支持率は、米大手選挙予測サイト270toWINによるとタイ。RCPPOLLで0.4%トランプリードとほぼ一線、残り6州が現状世論調査通り決まると、ハリス氏251人、トランプ氏268人で、19人いるペンシルベニア州を抑えたほうが270人到達。
この状況では選挙待ちにならざるを得ず、ドル円は151円台を中心としたもみ合いが続きそう。1.09台に乗せてきたユーロドルは基本しっかりも、値幅は落ち着いたものが見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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