ブロック豪中銀総裁 インフレが持続的に正常な位置に戻るまで「あと1.2年」かかる

ブロック豪中銀総裁　インフレが持続的に正常な位置に戻るまで「あと1.2年」かかる

豪中銀のブロック総裁は、インフレが持続的に正常な位置に戻るまで「あと1.2年」かかると述べた。

ブロック総裁は、過去1年間でインフレ率は大きく低下した。同時に失業率は非常に低い水準にとどまっている。経済見通しは依然として不確実性が高い。インフレは23-24年も高止まりしており、持続的に中銀目標範囲（2-3%）に戻るにはあと1.2年かかると予想していると述べた。

来週は豪州第3四半期と9月月次ベースの消費者物価指数が発表される。第3四半期CPIは21年以降はじめて中銀目標範囲内（2-3%）に低下する見通し。豪政府の生活補助制度を受けインフレは低下傾向にあるが、IMFは制度終了とともにインフレは再加速し、来年の豪CPIは先進国（スロバキア除く）で最も高くなると見ている。