アジア株 上海株は反落、あすの財政省会見控え警戒感 日曜日には中国CPIとPPI 香港は休場
アジア株 上海株は反落、あすの財政省会見控え警戒感 日曜日には中国CPIとPPI 香港は休場
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 21251.98(休場)
中国上海総合指数 3249.21(-52.72 -1.60%)
台湾加権指数 22966.70(+307.62 +1.36%)
韓国総合株価指数 2602.26(+3.10 +0.12%)
豪ASX200指数 8216.70(-6.28 -0.08%)
インドSENSEX30種 81604.81(-6.60 -0.01%)
アジア株はまちまち、この週末に中国重要イベントがあるため週末を前に警戒感が高まっている。
12日には中国財政省が財政政策の強化策について説明会を開く、記者からの質問にも応じるようだ。今週はじめの中国発改委の会見では、新たな支援策はなく失望が広がり中国株は急落した。投資家の信頼を回復するために当局は追加の支援策を発表する可能性がある。13日には中国9月の消費者物価指数と生産者物価指数が発表される。また、週明け14日には中国国家市場監督管理総局らが企業支援強化について記者会見を開く予定。通常なら景気刺激策期待で週末でも中国株は上昇するが、前回の会見が期待外れに終わったため、投資家は慎重姿勢を強めている。
また、中東情勢緊迫化への懸念も高まっている。イスラエルのネタニヤフ首相がバイデン米大統領と電話し、イランへの報復措置について協議したと報じられており、今週末に何か大きな動きがある可能性も。週明けは人民元や鉄鉱石、原油相場の動きに注目したい。
上海株は反落。ハイテクやコミュニケーションサービス、医療品、資本財、生活必需品が総じて下落している。一方、政策期待から北京城建投資発展や金地集団、信達地産、保利置業集団、上海実業発展など不動産株は総じて上昇している。
休み明け台湾株は1.36%高、TSMCや聯発科技など半導体関連が上昇している。香港市場は重陽節のため休場、週明け14日に取引を再開する。
執筆者 : MINKABU PRESS
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