NZ経済研究所 第3四半期に物価上昇圧力が緩和、来週NZ中銀は50bp大幅利下げに踏み切る可能性も
NZ経済研究所 第3四半期に物価上昇圧力が緩和、来週NZ中銀は50bp大幅利下げに踏み切る可能性も
民間シンクタンクのNZ経済研究所(NZIER)の四半期企業意識調査によると、第3四半期に価格を引き上げたのはわずか3%で、2020年第4四半期以来最低水準となった。第4四半期に価格が上昇すると予想した企業はわずか7%にとどまった。今回の調査で第3四半期にNZ経済が縮小したことが示唆された。労働市場の軟化の兆候が強まり来年には失業率が上昇する可能性があると指摘。
調査結果を受けNZIERは、インフレ見通しが非常に弱いため来週NZ中銀が政策金利を25bp引き下げると予想する。物価上昇圧力の緩和を考慮すると50bpの大幅な利下げに踏み切る可能性もあると指摘。
NZ中銀は前回8月会合で政策金利を約4年ぶりに引き下げた、インフレ鈍化と景気減速を受け予想よりも早いタイミングで金利を引き下げた。オア総裁は50bpの大幅な引き下げも検討したと明かしたほか、インフレ再燃リスクは非常に低いため来年を通じて積極的な金利引き下げが行われると予想していると語っていた。
NZ中銀は来週9日に会合を開く、市場の一部は25bpの追加利下げを予想している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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