アジア株 上海株急騰、連休前に投資家殺到 広州が1級都市で初めて住宅規制完全撤廃、予想上回るPMI
アジア株 上海株急騰、連休前に投資家殺到 広州が1級都市で初めて住宅規制完全撤廃、予想上回るPMI
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 21378.26(+745.96 +3.62%)
中国上海総合指数 3279.88(+191.20 +6.18%)
台湾加権指数 22440.84(-381.95 -1.67%)
韓国総合株価指数 2618.27(-31.51 -1.19%)
豪ASX200指数 8268.10(+55.86 +0.68%)
インドSENSEX30種 84856.44(-715.41 -0.84%)
アジア株は高安まちまち。
韓国、台湾、インドは下落。前週末のナスダック安を受けハイテク関連が下落している。豪州株は史上最高値をつけている。中国景気回復期待で鉄鉱石価格が大幅高となっており、リオ・ティントやBHPグループ、フォーテスキュー、ミネラル・リソーシズなど素材関連が総じて上昇。
上海株は6.18%高、大型連休を前に投資家が殺到。9営業日続伸し、昨年8月以来およそ1年ぶり高値をつけている。銀行を除く全ての業種が上昇している。不動産開発会社の保利置業集団、金地集団、天津卓朗信息科技、緑地控股、新城控股集団、上海城投控股が10%超高。連休中の消費回復期待から、レストラン、カフェ、レジャー、ホテル、旅行、贅沢品、アパレル、雑貨なども大幅高となっている。
香港株は昨年2月以来の高値、2万1000ポイント台にしっかり乗せている。龍湖集団や恒隆地産、新世界発展など不動産株が大幅高。ハイテクや医療品、自動車、カジノ、消費者サービス関連も総じて上昇している。
中国政府は日曜日、上海や深センなど主要都市で住宅購入規制を緩和すると発表した。広州は1級都市(上海市、北京市、広州市、深セン市)で初めて住宅購入規制を全て撤廃する。中国政府は先週、経済成長5%達成のために努力することを誓い、不動産市場の下落を止めることも約束した。
中国9月の製造業PMIが49.8と全てのアナリスト予想を上回る好結果となったこともポジティブ材料。一方、中小企業を対象とした財新の製造業PMIは好不況の分かれ目である50を割り込み、昨年7月以来の水準に落ち込んだ。経済統計の結果が良ければもちろん買いだが、悪くても刺激策期待で買われる。
国慶節で香港市場はあす休場、2日に取引を再開。中国市場は7日まで休場、8日に取引を再開する。
執筆者 : MINKABU PRESS
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