米10年債利回り低下 米経済指標がFRBの利下げを促す=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:27)(日本時間06:27)
米2年債 3.455(-0.042)
米10年債 3.998(-0.027)
米30年債 4.656(-0.014)
期待インフレ率 2.231(+0.004)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは低下。この日発表の米経済指標がFRBの利下げを促した。米生産者物価指数(PPI)は、FRBが重要視するコアPCE価格指数の算出に使用される部分を見ると、利下げ期待を後押しする内容だったことや、米消費者信頼感指数も弱い内容だった。景気の勢いが鈍化しつつあり、金融緩和が一段と近づいているという見方を後押ししている。
一部報道で、利下げ支持のハセット米国家経済会議(NEC)委員長が次期FRB議長の有力候補と伝わったことも利回りを押し下げた。
この日は5年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を上回った。ただ、反応は一時的に留まっている。
2-10年債の利回り格差は+54(前営業日:+52)。
*米5年債入札結果
最高落札利回り 3.562%(WI:3.557%)
応札倍率 2.38倍(前回:2.41倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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