ユーロ円、159円を挟んで上下動 来週のECB理事会では利下げが異論なく実施される見通し=NY為替
きょうのユーロ円は159円を挟んでの上下動に終始している。ユーロ円はドル円に沿った値動きをしており、21日線で上値を抑えられている。下向きの流れが形成されており、早期に160円台を回復できないようであれば、8月初めの155円を目指す展開も想定される。
来週はECB理事会が開催され、0.25%ポイントの利下げが異論なく実施される見通しだ。ユーロ圏は賃金上昇率の鈍化やサービスインフレの勢い鈍化など、利下げの前提条件が満たされており、9月12日の理事会では全会一致で利下げが決定されそうな情勢だ。
今回はECBスタッフの経済見通しも公表されるが、エコノミストからはインフレ予測が6月と比較して変わらないか、あるいは低下する可能性があるという。ラガルド総裁の会見については理事会ごとのアプローチを取りつつ、データ次第の必要性を改めて強調すると予想しているという。
EUR/JPY 159.16 USD/JPY 143.23 EUR/USD 1.1112
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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