アジア株 JDドットコムは反発、ウォルマートによる株式売却の影響限定的 韓国は早ければ10月に利下げか
アジア株 JDドットコムは反発、ウォルマートによる株式売却の影響限定的 韓国は早ければ10月に利下げか
東京時間14:04現在
香港ハンセン指数 17473.15(+82.14 +0.47%)
中国上海総合指数 2855.56(-1.03 -0.04%)
台湾加権指数 22128.92(-108.97 -0.49%)
韓国総合株価指数 2701.29(+0.16 +0.01%)
豪ASX200指数 8033.80(+23.30 +0.29%)
インドSENSEX30種 81036.63(+131.33 +0.16%)
アジア株はまちまち。明日の日米重要イベントを控え様子見姿勢が強まっており、積極的な売買は手控えられている。パウエルFRB議長は控えめな発言をすることが予想されておりマーケットを混乱させることはなさそうだ。一方、植田日銀総裁の発言には注意が必要か。前回は追加利上げに前向きな「タカ派」シグナルを発したことにより金融市場は混乱に陥った。円相場および日本株が乱高下するようであれば、その影響はアジア株式市場全体に波及するだろう。
香港株は0.47%高。シャオミやバイドゥ、レノボ、ネットイース、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて上昇。きのう大幅下落したJDドットコムは1.9%高と反発。JPモルガンはウォルマートによる株式売却は短期的にはマイナスだが業績に影響はないとして、JDドットコム株の買い増しを勧めている。
一方、龍湖集団や中国海外発展、華潤置地など不動産株は総じて下落。医療品やエネルギー関連の一角も下落している。
中国では来週1年物MLF金利が公表される。主要金利を引き下げたところで中国経済には「焼け石に水」だが、投資家心理は改善するだろう。据え置きとなった場合は投資家心理はさらに冷え込み中国株は下落する恐れがある。
韓国中銀は同国最長となる13会合連続で政策金利を3.50%に据え置いた。今年のインフレ見通しを下方修正したため、年内利下げに踏み切るとの期待が広がっている。早ければ10月に利下げとの予想も。
執筆者 : MINKABU PRESS
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