ドル安円高一気に進む=東京為替概況
ドル安円高一気に進む=東京為替概況
先週末利益確定の動きなどもあって147円50銭台まで下げる場面が見られたドル円。ほぼ安値圏で先週の取引を終えると、週明けも同水準でスタート。その後はいったんドル買い円売りが強まり。148円05銭を付けるなどの動きが見られた。
先週末利益確定の動きなどもあって147円50銭台まで下げる場面が見られたドル円。ほぼ安値圏で先週の取引を終えると、週明けも同水準でスタート。その後はいったんドル買い円売りが強まり。148円05銭を付けるなどの動きが見られた。日経平均が寄り付きから売られ、300円を超える下げとなる中で、高値から調整が入ったものの、その後日経平均はプラス圏を回復。リスク選好の円売りが出る形で148円に迫った。
最もその後はドル安円高が優勢となった。21日に予定されている米労働省の年次改定において、雇用者数が最大100万人の下方修正になるとの観測報道があり、ドル売り円買いにつながった。失業保険データから修正が入る同改定では、昨年30万人超の下方修正が見られた。
ドル円は昼前後に147円を割り込むと、その後もドル売り円買いが継続。円高を受けて下げて始まった日経平均がその後も下げ続け、前日比700円を超える下げとなる中でリスク警戒の動きが広がった。ドル円は145円30銭台まで下落した。
ユーロ円などクロス円でも円買いが目立っており、ユーロ円は朝の163円40銭台から160円61銭まで下げている。ポンド円が191円63銭から188円46銭を付けるなど、軒並みの大幅円高。
ドル円以外でもドル安の動きは優勢で、ユーロドルは1.1049を付けた。ドルインデックスは今月の安値を割り込み、1月以来の安値をつけている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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