ドル円、依然下向きの圧力が根強くありそう=NY為替
NY時間の午後に入って、ドル円は再び147円台に浮上している。再び146円台に値を落としていたが、米株式市場でダウ平均が堅調に推移していることもあって、再度147円台に復帰している。
ただ、円キャリー取引の急速なポジション調整は一段落したとはいえ、ドル円は依然として下向きの圧力が根強く残っていそうだ。本日は岸田首相が突如、自民総裁選への立候補を見送るとのニュースが流れたことで円買いが強まり、東京時間にドル円は146円ちょうど付近まで下落する場面が見られた。
市場からは日本の政治が不透明になることの理由から円が買われたとの解説も流れていたが、正直あまり説得力はない。むしろ、突発的なイベント発生に対して円が買われやすくなっている表れのようにも思われる。
USD/JPY 147.21 EUR/JPY 162.11
GBP/JPY 188.78 AUD/JPY 97.15
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。