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【これからの見通し】昨日の米イベントは強弱感が対立、きょうは米PPIと新規失業保険申請

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【これからの見通し】昨日の米イベントは強弱感が対立、きょうは米PPIと新規失業保険申請

 昨日はドル相場が激しく上下動した。米消費者物価指数が鈍化したことで、ドルが急落。しかし、下げ一巡後に発表された米FOMCではインフレ見通し引き上げ、メンバーの金利予測中央値が従来の年内3回利下げから1回へと変化した。これを受けてドルが買い戻されている。ただ、一連のイベントを通過して、ドル相場は発表前のドル高水準までは回復していない。

 ドル安地合いが残るなかで、きょうは5月米生産者物価指数(PPI)と前週分の米新規失業保険申請件数が発表される。今回のPPIの予想は前年比+2.5%(前回+2.2%)、コア前年比+2.5%(前回+2.4%)といずれも上昇する見込み。一方、前月比は+0.1%(前回+0.5%)、コア前月比+0.3%(前回+0.5%)と伸びが鈍化する見込み。失業保険申請件数については22.5万件と前回22.9万件からの変化は少なめに見積もられている。予想程度であれば、昨日の取引レンジ内での反応にとどまることが想定される。

 また、あすには日銀金融政策決定会合の結果発表を控えている。足元でドル円相場は157円台を回復してきており、ドル高とともに円安の面もある状況。市場では国債購入減額が織り込まれており、植田日銀総裁会見などでの今後の利上げについてのヒントがカギとなっている。ただ、最近の総裁の言動からは積極的な利上げ姿勢は感じられない。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、スイス生産者輸入価格(5月)、ユーロ圏鉱工業生産指数(4月)、ブラジル小売売上高(4月)、米生産者物価指数(PPI)(5月)、米新規失業保険申請件数(06/02 - 06/08)など。

 発言イベント関連では、ミュラー・エストニア中銀総裁、コジッキ加中銀副総裁、ウィリアムズNY連銀総裁、イエレン米財務長官などの発言機会が予定されている。米FOMC通過後の発言としてNY連銀総裁のコメントが注目されそうだ。 
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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