円買いとユーロ売り、安達日銀委員発言とドイツ各州CPIを受けて=ロンドン為替
円買いとユーロ売り、安達日銀委員発言とドイツ各州CPIを受けて=ロンドン為替
ロンドン序盤は、円買いとユーロ売りが優勢。ドル円はロンドン早朝に157.20台から一時156.92近辺まで下落、本日の安値を更新した。安達日銀審議委員が「円安の政策対応、中長期の予想インフレが上振れれば考える」としたことに反応。その後はすぐに157円台に下げ渋ったが、発言前の水準までは戻し切れていない。
ユーロドルは1.0860付近が重く、一時1.0829近辺まで下押しされた。日本時間午後5時に発表されたドイツ各州ごとの5月消費者物価指数で、前月比が横ばいもしくは+0.1%などの低水準にとどまったことに反応した。日本時間午後9時には全国版の数字が発表されるが、予想を下振れするとの思惑を呼んだもよう。
円買いとユーロ売りが相まってユーロ円は本日の安値を170.17近辺まで広げている。対ポンドでもユーロ売りが先行し、一時0.8484近辺まで下落。ただ、足元では0.85台を回復してきており、ポンド相場の上値も重くなっている。ユーロポンドは節目の0.8500レベルを下回ったことで、短期筋のストップ注文が出ていた模様。売り一巡後は下げ一服となっている。
USD/JPY 157.16 EUR/USD 1.0845 GBP/USD 1.2756
EUR/JPY 170.46 GBP/JPY 200.49

執筆者 : MINKABU PRESS
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