ドル円は155円台半ば 日銀の報道にも円は反応せず=NY為替
ドル円はその後、155円台半ばでの推移となっている。先ほど、日銀が国債購入の規模縮小措置を検討するとの報道が流れた。日銀は明日開く決定会合2日目の議論で、国債買い入れ縮小の方法を検討するという。買い入れを縮小すれば、事実上の量的引き締めへの移行となるが、市場の反応は限定的で、円を買い戻す動きは見られていない。
また、イエレン米財務長官はインタビューで、円安・ドル高に対処するために日本の当局が為替介入を実施する可能性についての見解を問われ、「為替介入は稀であるべきだ」と述べていた。「市場における為替レートの調整は各国が異なる政策を取ることを可能にする一部だ。市場で決定される為替レートを持つ大国にとって、介入はまれな状況でのみ行われるべきだ」とも述べている。
基本的に為替操作国の認定を行っているホワイトハウスと米議会は、為替介入には否定的なスタンスを取っており、それはいまも変わらない。財務省による為替介入も基本的には良いとは思っていないであろう。
USD/JPY 155.55 EUR/JPY 166.66
GBP/JPY 194.30 AUD/JPY 101.13
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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