アジア株 上海株は上昇、当局が株式市場の監視をさらに強化すると発表、売りたくても売れない…
アジア株 上海株は上昇、当局が株式市場の監視をさらに強化すると発表、売りたくても売れない…
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 16466.27(+28.18 +0.17%)
中国上海総合指数 3052.75(+12.82 +0.42%)
台湾加権指数 19704.76(+205.31 +1.05%)
韓国総合株価指数 2650.96(+9.47 +0.36%)
豪ASX200指数 7741.70(+8.16 +0.11%)
アジア株はまちまち。
台湾株は史上最高値、ハイテク関連が総じて上昇している。TSMCは3.5%高、上場来高値を更新。米モルガンスタンレーが目標株価を770台湾ドルから850台湾ドルに引き上げた。
香港市場で電子商取引大手のJDドットコムが8.1%高と大幅続伸。きのう発表された第4四半期決算で売上高が市場予想を上回ったことや、30億ドル相当の自社株買いを発表したことが好感されている。シャオミや美団などハイテク関連の一角も上昇している。
上海株は上昇、当局が株式市場の監視をさらに強化するとの発表を受け、売りたくても売れない状況に。
中国証券監督管理委員会は、ファンダメンタルズからの深刻な逸脱や不合理な変動が見られる場合は市場操作を取り締まると発表。極端な状況下では断固として行動する、通常の状態であれば当局は介入することはないとしている。最近の株式市場のボラティリティは深刻な問題を示している。クオンツ取引の規制を強化し、市場操作を厳しく取り締まると繰り返した。
これにより、ますます中国株を売ることはできなくなるだろう。だからといって買う材料もない。不動産不況やデフレ問題、消費低迷、少子高齢化など懸念材料山積みだが、政府は今年の成長率目標を「5%前後」と野心的な水準に設定。大規模な支援策がない限り目標達成は不可能だ。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。