2月のカナダ自動車販売が急増 景気後退にすぐに陥ることはないことを示唆=NY為替
きょうは全体的にドル売りが優勢となっていたものの、カナダドルは対ドルでも下落しており、ドルカナダは1.35ドル台前半に上昇している。一方、カナダ円は111円に接近し、21日線付近まで上昇したものの、110円台後半に伸び悩む動き。
デスロジャース・オートモーティブ・コンサルタンツによると、2月のカナダ自動車販売は急増し、16カ月連続で前年比を上回った。このデータは、高金利にもかかわらず、カナダ人がサプライチェーンの制約により数年間在庫が乏しかった小型車の購入を検討していることを示唆している。カナダの2月の自動車販売台数は前年比24.4%増であった。年率換算で211万台と、過去6年以上の最高水準を記録。2月はうるう年のため販売日数が1日多かった。アナリストは「このデータはカナダ経済がすぐに景気後退に陥ることはないことを示している」と述べている。
USD/CAD 1.3581 CAD/JPY 110.84
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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