カナダの大手銀は消費者信用の低迷にさらされる=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが優勢となったことから、カナダドルは対ドルで上昇しており、ドルカナダは1.35ドル台半ばに下落している。一方、対円では110円台後半での取引となっており、21日線の下での推移が続いている。
カナダの大手銀が今週決算を発表していたが、揃って消費者信用の低迷にさらされていると指摘している。各行はクレジットカードや個人ローンの消費者延滞率が、パンデミック前の水準を上回っていることが明らかになったという。各行は、年前半に損失のピークを記録し、年後半には改善を見込んでいるが、その見通しは楽観的過ぎるという。
それにはカナダの消費者への圧力が緩和される必要があり、市場が銀行セクターにより安心感を抱くためには、カナダ中銀が年内に少なくとも計0.75%ポイントの利下げを実施するという確信が必要だという。
USD/CAD 1.3561 CAD/JPY 110.72
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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