ドル円、緩やかな売りに押され150円を割り込む=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は緩やかな売りに押されており、150円を割り込んでいる。ただ、150円を割り込むとオプション絡みの買いなども観測され、150円を下放れる動きまでは見られていない。
先週の予想を上回るインフレ指標の発表により、FRBの早期利下げ期待は後退。年内の累計の利下げ幅の見通しも1.00%ポイントを下回っている状況となっている。一時は1.50%ポイントまで期待が高まっていた。そのような中でドル高を期待する声は根強く、ドル円は底堅い展開が続くと見ている向きも少なくないようだ。
今週は主要な米経済指標の発表も少なく、手掛かり材料難ではある。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は150.50円に観測。
20日(火)
150.50 (16.0億ドル)
21日(水)
150.00 (11.7億ドル)
USD/JPY 149.92
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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