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ドル円、一時100日線を割り込むも後半に戻す展開=NY為替概況

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ドル円、一時100日線を割り込むも後半に戻す展開=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、前半はドル売りが優勢となり、ドル円は一時146円台に下落。これまでサポートとなっていた100日線が147.45円付近に来ていたが、その水準を一時下回る動きが見られた。ただ、この日発表になった米PMIが予想を上回る内容となったことをきっかけに、米国債利回りとともにドルも買い戻され、ドル円も147円台に戻す展開となった。100日線も回復している。

 前日の日銀決定会合の反応は円高だったが、根強いドル買いが下値をサポートし、前日のドル円は148円台に戻していた。日銀は近い将来のマイナス金利解除の意向を示唆していたようだが、ドル円についてはやはりFRBの動向が中心のようだ。

 短期金融市場では一時期高まっていた3月までの利下げ開始期待が後退し、現在は5月までの利下げ開始がメインシナリオとなっている。今月発表の米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、3月利下げは難しいとの見方に移行しつつある模様。

 そのような中で、為替市場ではドル買い戻しが強まっていたが、本日は中国人民銀行が預金準備率を0.5%ポイント引き下げ、資金供給を増やすと発表したことがドル買いを一服させていた模様。

 ユーロドルも1.09ドル台を回復したものの、その後はドルの買い戻しも見られ、1.08ドル台に伸び悩んだ。ただ、本日の200日線が1.0845ドル付近に来ているが、その水準はサポートされた格好となっている。

 明日はECB理事会が開催され、政策金利は据え置きが確実視されている。市場にはほとんど影響がなく、最初の利下げ時期と今後の金融政策の方向性に関するラガルド総裁の会見が焦点になると見られている。ただ総裁は、利下げへの言及は時期尚早で、ECBの決定は会合ごとに行われ、データに左右されると繰り返し述べると見込まれているようだ。

 市場では、ECBは夏以降に利下げに踏み切るとの観測が広がっており、6月が有力視されている。前年のベース効果で直近の消費者物価指数(HICP)は上昇しているが、基調は鈍化傾向にある。ただ、賃金上昇率が依然として高水準で推移しており、ECBはその落ち着きを確認したい意向もあるものと思われる。

 ポンドドルは買い戻しが優勢。ポンドドルは21日線を挟んでの一進一退が続いているが、きょうの上げでその上に再び出てきている。本日のポンドドルに関してはドルの戻り売りのみならず、ポンド自体の買いもフォローとなっていた。この日発表の1月の英PMI速報値がポンドを押し上げている。製造業、サービス業ともに予想を上回る回復を見せたが、特に低迷が続いている製造業の数字が改善したことは心強かったようだ。依然として50を下回る水準にはあるものの、期待感を高める数字ではあった。

 ただ、英経済は年明けの企業活動の大きな押し上げを期待することはできないとの指摘も出ている。1月の英PMIは景気改善を示唆していたが、PMIがGDPの伸びと正確に一致することは稀だという。恐らく第1四半期の景気拡大は僅かなものに留まると予測しているようだ。

*英製造業PMI(速報値)(1月)18:30
結果 47.3
予想 46.6 前回 46.2
*英非製造業PMI(速報値)(1月)18:30
結果 53.8
予想 53.1 前回 53.4

 本日はカナダ中銀の政策委員会の結果を発表し、カナダドルは売りの反応を示していた。金利は大方の予想通りに据え置かれたが、声明では「いつまで高金利を維持する必要があるのかに議論がシフトしている」と述べていた。また、今年の消費者物価指数(CPI)の見通しも従来の3.0%から2.8%に下方修正し、カナダ中銀の目標レンジ(2-3%)内に入る可能性を示した。全体的にハト派な印象と受け止められ、発表後にカナダドルは売りの反応を示したようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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