アジア株 上海株は0.6%高、中国CPIが3カ月連続でマイナス 金融緩和期待一段と高まる 香港株もプラス転換
アジア株 上海株は0.6%高、中国CPIが3カ月連続でマイナス 金融緩和期待一段と高まる 香港株もプラス転換
東京時間11:15現在
香港ハンセン指数 16391.07(+89.03 +0.55%)
中国上海総合指数 2904.02(+17.50 +0.61%)
台湾加権指数 17496.45(-48.87 -0.28%)
韓国総合株価指数 2539.34(-0.93 -0.04%)
豪ASX200指数 7496.30(-9.73 -0.13%)
アジア株はまちまち。米早期利下げ観測後退や中国景気減速懸念から総じて下落して始まったが、中国統計を受け香港と上海はプラス圏を回復している。
香港株は0.55%高。原油高を受け中国海洋石油などエネルギー関連が上昇。保険や医療品、公益関連の一角も上昇している。一方、華潤置地や九龍倉置業地産投資など不動産株は下落している。上海株は0.61%高。公益や医療品、資本財関連が上昇。一方、ハイテクやコミュニケーションサービスは下落している。
きょう発表された中国12月の消費者物価指数は-0.3%と前回から低下幅が縮小したものの3カ月連続でマイナスとなった。CPIの3カ月連続マイナスは2009年以来最長の下落となる。生産者物価指数も低下幅が縮小したが、15カ月連続のマイナスとなった。デフレ懸念から中国人民銀行が来週1年物MLF金利を5カ月ぶりに引き下げるとの見方が強まっている。
もっとも上値は重いか。今週末の台湾総統選挙や来週の中国一連の統計を前に、引けにかけ調整売りに押される可能性がある。
週末は台湾総統選挙がある。親中派、対中強硬派のどちらが勝っても米中関係は悪化する恐れがある。来週は中国第4四半期GDP、12月の新築住宅価格、不動産投資、小売売上高に鉱工業生産が発表される。15日は1年物MLF金利が公表される。
執筆者 : MINKABU PRESS
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