ポンドの置かれている状況に変化はない=NY為替
この日発表の米雇用統計が予想を上回る内容だった一方、ミシガン大消費者信頼感指数で米消費者のインフレ期待が急低下していた。その中で本日の為替市場はそれらの材料に上下動したものの結局、12月に入ってからのドル買い戻しの流れは続いている。ポンドドルは一時1.25ドルちょうど付近に下落し、21日線を下回る場面が見られたものの、1.25ドル台は維持されている。
ポンドの置かれている状況に変化はない。来週は英中銀金融政策委員会(MPC)が予定されているが、10月の英消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化したこともあり、英中銀は政策を据え置くと見られている。しかし、サービスインフレは依然として高く、第4四半期に景気が勢いを取り戻した兆候もある中で、委員の何名かはまだ利上げを主張すると見られているようだ。
GBP/USD 1.2548 GBP/JPY 181.89 EUR/GBP 0.8580
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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