ドル安円高優勢=東京為替概況
ドル安円高優勢=東京為替概況
ドル円は昨日NY夕方に147円40銭台を付けた後、147円20銭台で東京朝を迎え、いったん147円32銭を付けた。その後は一転してドル売り円買いが強まり、午前中に146円70銭前後までドル安円高となった。明日の米雇用統計が弱めに出るとの思惑がドル円の上値を抑えた。午後に入って流れが加速し146円50銭台を付けている。
通信社が今月の日銀金融政策決定会合でのマイナス金利解除観測が再浮上しているとの記事を出し、円買いにつながった面もある。
株高の動きもリスク警戒につながった。5日の中国、6日の香港、マカオの格下げが重石。香港ハンセンの下げなどがリスク回避の円買いにつながっている。
ユーロドルはドル円でのドル安にも上値が重く、1.07台後半推移が続いた。ユーロ円はドル円の下げもあって午前の158円60銭台から157円66銭まで約1円の下げとなった。日銀のマイナス金利解除については、春闘の出方を確認しての3月に実施との見通しが広がっていた、昨日の氷見野日銀副総裁発言にみられるややタカ派発言などが円買いにつながっていると見られた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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