アジア株 インド株3日連続最高値、時価総額4兆ドル突破 香港との差急速に縮める BLACKPINK再契約でYG株急騰
アジア株 インド株3日連続最高値、時価総額4兆ドル突破 香港との差急速に縮める BLACKPINK再契約でYG株急騰
東京時間14:05現在
香港ハンセン指数 16433.20(+105.34 +0.65%)
中国上海総合指数 2968.90(-3.39 -0.11%)
台湾加権指数 17368.88(+40.87 +0.24%)
韓国総合株価指数 2500.49(+6.21 +0.25%)
豪ASX200指数 7186.90(+125.34 +1.78%)
インドSENSEX30種 69530.50(+234.36 +0.34%)
アジア株は上海を除いて上昇。
香港株は0.65%高、きのう年初来安値をつけたことから値ごろ感で買い戻されている。ハイテクや医療品、消費者サービス関連が総じて上昇。レノボは7.8%高、HSBCが株価目標を引き上げたことが材料視されている。
上海株は軟調、景気減速懸念が重石。格付け会社ムーディーズは長引く不動産不況による経済下振れリスクを理由に中国の格付け見通しを引き下げた。中国の経済成長率は2030年までに3.5%まで低下すると見込んでいる。
あすは中国11月の貿易統計が発表される。週末には消費者物価指数と生産者物価指数が発表される予定。弱い内容となれば、もはや景気支援策期待は広がらず、景気減速懸念が一段と高まる可能性。
韓国市場では韓国3大芸能事務所の1つYGエンターテインメントが27%高、3週間ぶりに6万ウォンの大台を突破している。YGエンターテイメントの子会社YGプラスも25%高。人気ガールズグループのBLACKPINK(ブラックピンク)が再契約したことが材料視されている。BLACKPINKのヒット曲「Kill This Love」のミュージックビデオはYouTubeで再生回数19億回を突破している。
インド株は3営業日連続で史上最高値を更新、高値をつけたあとは調整売りが出ており上げ幅を縮小している。
地方議会選でのモディ首相率いる与党インド人民党(BJP)の勝利が引き続き材料視されており、幅広い銘柄が買われている。
インド株式市場の時価総額は12月5日に初めて4兆ドルを突破した。中国景気減速懸念で低迷し続けている香港株式市場との差が急速に縮んだ。(香港株式市場の時価総額は4兆7000億ドル)。インド株は年初来14%近く上昇、このまま行けば8年連続で上昇して今年を終える。
インド複合企業のアダニグループの関連企業が大幅続伸。今年はじめに空売りで知られる米投資調査会社のヒンデンブルグ・リサーチがアダニ会長を「詐欺師」として告発していたが、米政府がアダニは企業詐欺疑惑とは無関係だと結論付けたとブルームバーグが報じている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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