アジア株 香港株は年初来安値、中国主要指標を警戒 インド株は最高値、モディ首相与党が3州で勝利
アジア株 香港株は年初来安値、中国主要指標を警戒 インド株は最高値、モディ首相与党が3州で勝利
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 16729.02(-101.28 -0.60%)
中国上海総合指数 3030.56(-1.08 -0.04%)
台湾加権指数 17446.22(+7.87 +0.05%)
韓国総合株価指数 2519.42(+14.41 +0.58%)
豪ASX200指数 7132.50(+59.32 +0.84%)
インドSENSEX30種 68381.00(+899.81 +1.33%)
アジア株はまちまち。
香港株は年初来安値をつけている。中国景気減速が引き続き懸念されているもよう。今週は中国11月の財新非製造業PMI、貿易統計、消費者物価指数に生産者物価指数が発表される。
製薬会社の薬明生物技術は25%急落、その後売買停止。今年と来年上半期が最も厳しい時期になると予想していると明かしたことが懸念されている。医療品メーカーの石薬集団は4.8%安、中国生物製薬は3.1%安と他の医療品関連も連れ安。
そのほかハイテクや電力、消費者サービス関連も総じて下落している。一方、NY金価格が史上最高値を更新していることが材料視されており、紫金鉱業集団など金鉱を中心に素材関連は総じて上昇している。
過去2週間の間に中国工商銀行、交通銀行、中国建設銀行、中国農業銀行など少なくとも7行の銀行が不動産開発会社と会合を開いたと中国経済情報紙が報じているが、今のところ政策期待が広がる様子は見られない。
インド株は大幅高、史上最高値を更新している。モディ首相率いるBJP(国政与党インド人民党)が3つの重要な州選挙で過半数の議席を獲得して勝利したことを受け、市場に安心感が広がっている。銀行や不動産、電力など幅広い銘柄が上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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