クロックスが上昇 アナリストが投資判断を「強い買い」に引き上げ＝米国株個別

（NY時間11:36）
クロックス＜CROX＞　101.20（+5.04　+5.24%）

　カジュアルシューズのクロックス＜CROX＞が上昇。アナリストが投資判断を「買い」から「強い買い」に引き上げ、目標株価も従来の９８ドルから１１５ドルに引き上げた。同アナリストはルルレモン＜LULU＞に代わって同社をカレント・フェイバリット・リストに加えている。

　低水準の業績見通しとバリュエーションが来年に向けて魅力的なセットアップが可能であることを示唆しているという。第３四半期決算で「ＨＥＹＤＵＤＥ」ブランドの見通しが大幅に下方修正されたことが逆に、来年に向けた株価設定に自信を深めたという。

　決算後に株価は一旦売りが強まったものの、その後は回復している。この動きは同社に対するハードルがいかに低かったかを示すもので、株価はこの先さらに上昇が見込まれるという。長期的な成長ドライバーについては、製品革新、アジアでの拡大、ブランド熱によって売上が伸びると見ており、また、中程度の売上高伸び、強固で持続的な営業利益率、債務返済と自社株買いによる１株利益拡大の見通しから、バリュエーションは非常に魅力的だとも指摘した。

【企業概要】
　世界の紳士・婦人・子供向けに、カジュアルな履き物類をデザイン・開発・製造・販売する。柔らかく軽量で、耐臭性のあるサンダル・シューズ・ブーツなどを取り扱う。卸売・小売・インターネット販売を流通チャンネルとする。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美