東京株式(前引け)=731円高で3週ぶり高値水準、米株高追随でリスクオン続く
4日前引けの日経平均株価は前営業日比731円56銭高の5万0596円24銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億5249万株、売買代金概算は2兆6527億円。値上がり銘柄数は1328、対して値下がり銘柄数は227、変わらずは54銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は引き続きリスクオンの地合いとなった。前日の米国株市場では雇用環境の悪化を示す経済指標を受けて利下げ期待が高まり、これを支えに株高基調が継続。東京市場もこの流れに追随した。この日の国内債券市場で新発10年債利回りが1.9%台に乗せ、約18年半ぶりの高水準をつけた。足もとの長期金利の急ピッチな上昇に警戒感も意識され、前場中盤に全体相場はやや伸び悩む場面もあったが、売り物をこなして一段高に。日経平均はフシ目の5万円ラインを大きく上回り、11月14日以来、およそ3週ぶりの高値水準に浮上した。プライム市場全体の値上がり銘柄数は8割強に達した。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が大幅高。レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>も高い。三菱重工業<7011>、キーエンス<6861>、サンリオ<8136>が水準を切り上げた。ファナック<6954>、安川電機<6506>が急伸。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも底堅く推移した。半面、アドバンテスト<6857>が安い。フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>、住友電気工業<5802>も軟調。内田洋行<8057>が大幅安となった。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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