11月ドイツ建設業PMIは45.2(前回42.8)景気判断分岐点依然下回る
11月ドイツ建設業PMIは45.2(前回42.8)景気判断分岐点依然下回る
11月ドイツ建設PMIは45.2と、前回の42.8から改善した。しかし、依然として景気判断分岐点を下回っている。
特に土木工事は4回中3回で改善が見られ、雇用も3年半ぶりに増加した。公共インフラ整備プロジェクトの進展が土木工事部門の成長を支えており、これにより土木部門は成長基調を維持しやすくなっている。
一方、住宅や商業建築は依然として低迷。特に住宅建設の不振が深刻だ。建築許可の増加は来年の回復の可能性を示すが、短期的には受注の急激な減少も観察されている。建設業全体では来年の活動に対する悲観的な見方が支配的だ。
建設コストは春から上昇が続き下請け請求書も増加している一方で、活動は減速している。これには土木技術者を中心とした熟練労働者不足が大きな要因。建材価格も依然高止まりしている。
建設セクターの停滞を脱するには全経済の持続的な成長と消費力・企業力の回復が必要だ。
執筆者 : MINKABU PRESS
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