ドル円が148円台前半に一段と下落 円買いとドル売りの動き広がる=ロンドン為替概況
ドル円が148円台前半に一段と下落 円買いとドル売りの動き広がる=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル円が148円台前半へ一段と下落している。クロス円の下げを伴っており、円高の動きが優勢。また、米債利回りの上昇一服とともにドル安圧力もみられている。ドル円はロンドン時間に入ると149円台を再び割り込んで148.20近辺まで安値を広げている。米債利回りの上昇局面でもドル円は軟調だった。クロス円も全面安。ユーロ円は162円台後半から前半へ、ポンド円は186円付近から184円台後半へ、豪ドル円は97円台後半から前半へと下げている。円高の動きは先週後半から続いており、調整的な圧力が働き続けている。序盤に上昇していた米債利回り上昇が一服すると、ドル売りの動きが加わった。ユーロドルは1.0940近辺、ポンドドルは1.2510近辺、豪ドル/ドルは0.6563近辺に本日の高値を更新した。ただ、クロス円の下落圧力もあって、ドル安の動きは限定的だった。週明けは注目指標発表に欠けており、先週後半の流れを引き継ぐ格好となっている。
ドル円は148円台前半での取引。東京朝方につけた149.99近辺を高値に東京午後には149円台割れまで下落。その後、149.20付近に下げ渋るも、ロンドン時間には再び売りが強まっている。米債利回りの上昇する場面でも円買いに押された、米債利回りの低下する場面では上値重く推移。148.20近辺まで安値を広げた。先週後半からの円高の流れが継続している。
ユーロドルは1.09台前半での取引。東京朝方の1.0898近辺を安値に、その後は1.09台前半でじり高となっている。ロンドン時間には米債利回りの低下局面で1.0940近辺まで高値を伸ばした。ただ、ユーロ円の下落が上値を抑えており、ユーロドルの上昇は緩やか。ユーロ円はドル円とともに下落。東京朝方の163.56近辺を高値に、その後は売りに押されている。足元では162円ちょうど付近へと軟化。対ポンドでは売買が交錯もややユーロ買いが優勢。
ポンドドルは1.24台後半での取引。東京朝方の1.2446近辺を安値に、その後は底堅く推移。ロンドン序盤には1.2510近辺に高値を伸ばした。しかし、足元では1.2470付近に反落と上値は重い。ポンド円は東京朝方に186.80付近を高値に186円台割れとなった。ロンドン時間に入ると一段安となり、足元では184円台後半に下押しされている。ユーロポンドは0.8740台から0.8760台へと上昇。ポンド売りが優勢。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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