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為替相場まとめ10月16日から10月20日の週

為替 

 16日からの週は、ドル相場が底堅く推移した。中東情勢が緊迫化するなかで、リスク動向が錯綜していることが背景。ガザ地区に対するイスラエルの地上戦が懸念されるなかで、市場は固唾をのんで状況を見守っている。バイデン米大統領がイスラエルを訪問し、人道支援を約束した。ただ、米国のイスラエル側寄りの姿勢は明白。今後のイランなどの介入の危険性もはらんでおり、楽観視はできない状況となっている。株式市場は圧迫される一方、米債利回りや原油先物が上昇するなかで、ドル相場が下支えされている。パウエルFRB議長は、今後の利上げの可能性を残す発言をしており、市場の利上げ打ち止め観測をけん制した。ただ、市場金利の上昇により政策金利引き上げの必要性が低下、との認識も示してしており、やや慎重姿勢へとトーンダウンした印象もあった。ドル円は介入警戒感もあるなかで、再び150円付近に上昇。ユーロドルは1.05台、ポンドドルは1.21台を中心に振幅するなかで、ユーロ買い・ポンド売りの動きがみられた。


(16日)
 東京市場は、静かな週明け相場。ドル円は149.50を挟んでの推移が続いた。上下ともに目立った動意が見られず、落ち着いた週のスタートとなっている。中東情勢などをにらんでリスク警戒の動きが円買いを誘う一方、リスク警戒のドル買いも出ており、ドル円はドル買い円買いで動きにくい展開。150円手前の売りも意識されており、膠着相場につながっている。ユーロドルは1.05台前半での推移。先週末のドル高局面で1.05を割り込む動きを見せたが、その後はじりじりと上昇。週明けも買い戻しが優勢となっているが、値幅自体は落ち着いており、ゆっくりとした動き。ユーロ円は157円台前半での推移。対ドルでのユーロ買いもあって、比較的しっかりも、動きは限定的。

 ロンドン市場は、ややドルの売り戻しが優勢。先週後半の米消費者物価指数発表後のドル高の動きに、週明けは調整が入る格好。値動きは比較的緩やかなものにとどまっている。イスラエル関連の新たな展開待ちとなっており、為替市場は模様眺めムードが広がっている。ドル円は149.40近辺から149.60近辺で売買が交錯。米10年債利回りは4.64%付近から4.69%付近へと上昇も目立ったドル買いの動きはみられず。その他主要通貨はややドル売りの動き。ユーロドルは1.0520付近から1.0540台まで小高く推移。ポンドドルは1.2150付近から1.2180付近まで買われたあとは、1.2150割れまで小反落。ピル英中銀チーフエコノミストが、賃金の低下傾向を指摘しており、市場に英中銀の利上げ打ち止め観測がみられた。ユーロ買い・ポンド売りのフローが優勢。神田財務官が、市場が変な動きになれば適切に対応することが必要、などと述べたが、一般論的な話題の中での発言でもあって市場は反応薄。イエレン米財務長官の、米国では高水準の金利が続く可能性、との発言にも目立った反応はみられていない。 
 NY市場は、ドル売りが優勢。一方で円安の動きも見られ、ドル円は149円台半ばでの膠着が続いた。中東情勢は依然として混迷を続けているものの、米株式市場が大幅高となっており、先週のリスク回避の雰囲気は一服している。そのような中で、先週のドル高・円高からドル安・円安の動きに変化しているが、同方向であることから、ドル円は方向感が出づらくなっている模様。市場の関心は、金利よりも地政学リスクや、今週から発表が本格化する米企業決算に移っている模様。ユーロドルは買い戻しが優勢となり、1.05台半ばに戻している。ポンドドルも買い戻しが出ており、1.22ドルちょうど付近まで上昇。FRBの金利動向を材料にしたドル買いの勢いは短期的に衰えるかもしれないとの声も出ている。投資家がドルの更なる上値追いに躊躇し始めており、ドル高の勢いも緩和しているという。今週はパウエルFRB議長の講演が予定されている。FOMC委員は今週の土曜日以降、再来週のFOMCに向けて発言を控えるブラックアウト期間に入るが、その前のパウエル議長の講演となる。ただ、先週のインフレ関連指標はインフレの粘着性を示す内容となったが、市場では早期の追加利上げ期待を強める展開までは見られていない。

(17日)
 東京市場では、動意に欠ける展開が続いた。先週末に強まった中東情勢緊迫化を受けたリスク警戒の動きは、事態の膠着を受けてやや後退し、株高・ドル安・円安が昨日海外市場で広がった。今日も東京、アジアの株式市場が堅調な動きとなり、日経平均は300円超上昇している。昨日海外市場から目立った状況の変化がなく、ドル円はどちらにも動きにくい展開。朝からのレンジは149.48から149.64と16銭に留まった。 昨日はリスク警戒後退でのドル安でしっかりした値動きだったユーロドルは、この時間帯目立った動意を見せず、1.0544-1.0562とこちらも狭いレンジでの動きに留まった。NZ第3四半期消費者物価指数が前年比+5.6%と市場予想の+5.9%、前期の+6.0%を下回る伸びに留まったことで、NZドル/ドルは0.5920ドル台から一時0.5900割れを付けた後、少し戻すも0.5914ドルまでにとどまり、午後に入って再び0.5900割れを付けるなど、やや軟調地合い。

 ロンドン市場は、ドル円が一時急落。日銀が24年度の物価見通しを2%以上に上方修正の公算大きい、23年度については3%に近い水準に上方修正する見込みと複数の関係者からの発言として報じられたことに反応。ドル円は米債利回り上昇とともに149.70近辺まで買われていたが、報道を受けて一気に148.84近辺まで下落。その後、すぐに149.50付近へと買い戻されている。先日の米JOLTS求人者数が強かったことを受けて150円台に乗せた直後に急落、急反発となった値動きに酷似している。ドル円の荒っぽい値動きが入るまでは、ドル相場はややドル買いに傾いていた。あすのバイデン米大統領のイスラエル訪問を控えて、期待とリスク回避が交錯する動きだった。ユーロにとっては独ZEW景況感指数の予想以上の改善を受けたユーロ買いが入った。一方、ポンドにとっては英就業者数の予想外の減少、週平均賃金の伸びがやや落ち着いたことなどが売りを誘った。ユーロドルが1.0530台から1.0560台で神経質に上下動する一方で、ポンドドルは1.22付近から1.2150付近へと軟調に推移。ユーロ円はドル円の急速な動きとともに158円台乗せから157円台前半へ、その後157円台後半に戻した。ポンド円は182円台割れから181円手前まで下落したあとは、181円台後半に戻した。 

 NY市場では、ドル買いの動き。9月の米小売売上高が予想を上回る強い内容となり、米国債利回り上昇と伴にドル円も買いの反応が見られた。ドル円は一時149円台後半に上昇し、150円を再びうかがう動きが見られた。ただ、全体的には様子見の雰囲気が強い中で、その水準には慎重だった。中東情勢は依然として緊迫化しているものの、外交努力が続いていることもあり、市場もひとまず行方を見守っているようだ。そのような中でドルと円の方向感が同じであることから、ドル円の値動きは膠着している。ユーロドルは買い戻しが優勢となり、一時1.05台後半まで戻した。ドイツのZEW景況感指数はインフレ期待の低下で予想以上に改善した。ZEWは「最低点は過ぎたようだ。10月の金融市場専門家の景気予想には顕著な上昇が見られる」「インフレのさらなる低下への期待や、回答者の4分の3以上がユーロ圏の短期金利の安定を予想していることに起因している」としていた。ポンドドルは一旦1.2135付近まで下落したものの、一時1.22ちょうど付近まで切り返した。この日発表された英週平均賃金の伸び鈍化は1月以来で、ピークを打った可能性も示唆されている。一部からは、今回のデータは次回11月2日の英中銀金融政策委員会(MPC)は据え置かれるとの見方を裏付けるとの指摘も出ている。

(18日)
 東京市場は、引き続き動意薄。ドル円は昨日の米小売売上高を受けたドル買いに149.80台まで上昇。高値圏でNY午後の推移が続くと、東京朝も149.84近辺まで買われ、しっかりした動きを見せた。昼前から利益確定の売りなどが見られ、149.50割れまでいったん売られたが、その後149.70前後まで戻した。ユーロドルは1.05台後半推移となった。昨日は独ZEWの好結果で1.0590台へ上昇。その後の調整に午前中1.0560台を付けたが、英物価統計が強含んだことで、1.0590台へ上昇。ユーロ円も158.10台から158円半ばトライの展開に。ポンドドルは15時の英消費者物価指数が前回から小幅な鈍化との見通しに対して前回並みの伸びとなりポンド高となった。1.2180台から1.2210台へ上昇。

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。ユーロドルは、ポンドドルの上昇もありロンドン市場朝方1.0590台まで上昇。その後、イスラエルのガザ病院攻撃など中東情勢を受けたリスク警戒の動きもあって1.0550台を付けている。ポンドドルは9月英消費者物価指数が前年比+6.7%と市場予想を上回り、前回と同水準の伸びとなった。これを受けてポンドドルは1.2180付近から1.2210台まで上昇。その後は米債利回り上昇を受けたドル買いが交錯した。ドル円は149円台後半でのレンジ取引に終始した。クロス円はドル買い圧力でユーロやポンドが圧迫されたことで軟調。ユーロ円は158.55近辺から158円台割れ。ポンド円は182.70近辺まで買われたあとは、182.20近辺まで下落。英物価統計前の水準を割り込んだ。リスク警戒の動きが広がったことが影響していた。

 NY市場では、リスク回避のドル買いが優勢。中東情勢が再び緊迫化しており、リスク回避のドル買いの反応が見られている。そのような中でもドル円は149円台後半での膠着した値動きが続いた。150円をうかがう動きも見せているが、依然として慎重なようだ。明日はパウエルFRB議長が講演する。このところのデータはインフレの粘着性が示されているにもかかわらず、直近のFRB幹部からの発言に変化はなく、慎重姿勢を意識した内容となっている。景気後退への不安感、原油高騰、米国債利回りの急上昇など懸念事項が多く、足元のインフレはまだ根強いものの、これ以上の利上げには消極的になっているようだ。議長の発言も同様の雰囲気になるのではとの観測が広がっている。ユーロドルは再び売りが強まり、1.05ドル台前半まで下落。来週のECB理事会では、前回の理事会以降のECB理事からのメッセージは明確であり様子見姿勢に徹するとみられている。ポンドドルは一時1.21台半ばまで下落。英消費者物価指数は予想を上回ったものの、市場では英中銀は次回の金融政策委員会(MPC)で利上げを見送るとの見方は根強い。

(19日)
 東京市場は、落ち着いた動き。ドル円は、前日の海外市場で米10年債利回りが約16年ぶりの高水準となったことから、一時149.94付近まで上昇した。しかし、東京序盤には、9月の日本貿易収支が予想外の黒字だったことからやや円買いが優勢となり、一時149.67付近まで弱含んだ。米10年債利回りは前日を上回る4.96%台まで上昇を続けたものの、中東情勢や為替介入への警戒感から、150円台に乗せる動きはみられず。午後は149.80前後を中心に動意に欠ける展開となった。ユーロドルは前日終値を挟んで小動きとなり、13ポイントレンジにとどまった。クロス円はやや円高方向に振れ、ユーロ円は157.69付近まで、ポンド円は181円台半ばまで弱含み。9月の豪雇用者数や中国新築住宅価格の弱い結果を受けて豪ドル売りが優勢。豪ドル/ドルは0.6296付近まで、豪ドル円は94.32付近まで一時下落した。

 ロンドン市場は、ドル買いが先行。米10年債利回りが2007年以来の4.97%台を一時付ける中、ドル円は149.90台を付ける場面が見られた。もっとも直近の動き同様に150円手前ではドル売りが出た。10月3日に150円台を付けた後、147円40銭台まで急落した展開が意識されており、上値追いに慎重姿勢が見られる。一方、ユーロドルは1.0530割れから1.0560台へと上昇した。対ポンドでのユーロ買いが観測された。ユーロポンドは0.86台後半から0.87台に乗せている。米債利回りが4.97%台を付けた後、少し戻したことなどもドル売り・ユーロ買いにつながった。ユーロ円は157円台後半から158.20台まで上昇。ポンドドルは1.21台割れとなったあと、下げ一服。ポンド円は181円台半ばから前半で下に往って来い。

 NY市場は、パウエルFRB議長講演を受けて、ドル相場が目まぐるしい反応を示した。「FOMCは慎重に進めている」との発言にドル売りの反応を見せた後、「金利の高さ、期間が十分ではない可能性がある」と述べると今度はドル買いに転じ、「FRBは利回り上昇を見守るしかない。利回り上昇は利上げの必要性低下を意味し得る」と述べると、ドルは下げに転じる展開。ただ、いずれも方向感を出す動きまでには至らず、次の材料を探している雰囲気に概ね変化はない。ドル円は結局、149円台後半でのレンジ相場で落ち着いている。ユーロドルも上下動。一時1.06ドル台に上昇も、取引終盤は1.05台後半での推移。ポンドドルも1.21台半ばから後半で上下動。

(20日)
 東京市場は、小動き。ドル円は149.70付近で取引を開始、米10年債利回りが5%に接近したことで午前中に149.94近辺に高値を伸ばした。しかし、米債利回り上昇が一服すると149.80台まで小幅下落。150円超えのドル買いには慎重姿勢が継続している。ユーロドルは1.05台後半推移。昨日は一時1.06台を付けたが、少し調整が入った水準での揉み合いとなった。ポンドドルは1.21台前半推移。15時の英小売売上高が予想を下回ると、少し売られている。ユーロ円はドル円が149.90台を付けた局面で158.61近辺まで買われたが、その後は少し調整が入っている。

 ロンドン市場は、ややドルに売り戻しが入っている。米10年債利回りが昨日の4.99%付近からロンドン序盤にかけて4.92%台まで低下したことに反応。ユーロドルは1.0565近辺までじり安となっていたが、ロンドン時間に入ると1.0595近辺まで反発し、その後も高止まり。ポンドドルはロンドン朝方に1.2093近辺まで下押しされた。9月の英小売売上高が予想以上に低下したことが売りを誘った。しかし、米債利回りの低下を受けて1.2130付近に下げ渋り。ドル円は植田日銀総裁が緩和継続姿勢を堅持したこと受けて149.99近辺まで買われた。しかし、その直後に149.69レベルまで急落。すぐに149.90台に戻す神経質な動きをみせた。150円の節目付近での取引で、介入警戒感もあるようだ。ユーロ円は158円台半ばから158.87近辺まで上昇し、高止まり。ポンド円は182円手前から181.30付近まで下落したあと、181円台後半に買い戻される動き。中東地政学リスクや米高金利長期化などを警戒して、欧州株は軟調に推移。原油先物は買われている。

 NY市場でドル円はやや戻り売りが出て、一時149.80付近に値を落とす場面が見られた。本日は米国債利回りが下げており、米10年債も一時4.90%付近に戻す中で、ドル円も戻り売りが出た模様。150円手前での振幅を続けていたが、150円をトライする動きは依然として出ず、週末ということもあり、短期筋の見切り売りが若干出ている可能性もありそうだ。ただ、直ぐに元の位置に戻している。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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